お客様が抱えられていた課題
定番ブランドの新製品発売に向けて
明確な「子ども向け」訴求が必要だった。
「シガレット(タバコ)を模したお菓子」が他社から発売されたのは100年前。
他社製のものは成人向けでしたが、「大人のマネをしたがる子どものために」とオリオン株式会社が販売したのが「ココアシガレット」でした。
当商品は「憧れの大人」をイメージさせる落ち着いたパッケージでしたが、販売を続ける中で
「タバコにも甘い味や辛い味などラインナップがある。『ココアシガレット』にも新しい味を登場させたい」との想いから新しいラインナップを発想。
そこで従来の「タバコ」イメージを振り切った、より子どもらしい味わいの「コーラシガレット」の販売を決定したのです。
そこでオリオン社の中で生まれたのが「もっと思い切って子どもに届くようなアピールをしていきたい」という意識でした。
課題に対して実施したこと
利益を確保しつつ、
付加価値で
愛してもらえる「キャラクター」戦略を
そんな中、弊社から提案したのが「リトルボブドッグ」の活用でした。
「お菓子のパッケージにキャラクターを起用する」といった文化が珍しかった時代に、商品の顔となるキャラクターの起用を提案したのです。
当時のお菓子市場は「食玩をつける」などの施策で差別化を図るのがメインの戦略でした。
しかし商品一つひとつの単価が低い中、そのような施策で利益低迷に苦しめられるメーカーも少なくなかったのです。
そこで「キャラクターを愛してもらう」というイメージ戦略をとることで、利益を確保しつつユーザーとの関係性をつくることに。
頭身の低い動物キャラクターが人気になり始めた時期だったこともあり、リトルボブドッグのパッケージ掲載をご決断いただきました。